9月の議会が始まっています。
昨日はPFI関係の質問が多かったので傍聴に行ってきました。
多くの質問がなされたのですが、やはり一番の問題点はSPC(特別目的会社)が提案した各事業の見積もりを出さない、という所につきるのではないかと思うのです。
これがわからなければ高いのか安いのか比較もできず、今後の変更の信憑性も担保されません。
増山副市長は出せない理由を、全国のどこのPFIもこれは出していないと、何度も豪語していますが、そもそも他のPFIの業務要求水準書は1施設当たり厚さにすると1㎝以上あるような要求水準書なのです。しかし西尾市の業務要求水準書は1施設あたり、1ページ、ひどいのは数行という有様なのです。
ですから他のPFIは市と業者の間に大きなブレはない訳で、西尾市の場合は何が出てくるか解らないような業務要求水準書なのです。しかもいくつもの事業が一緒くたになっている訳ですから、どうにもなりません。
逆に、今更ですが、このような要求水準書で業者さんはよく提案できた、と不思議に思うのです。しかもわずか3か月で・・・
結局198億(税抜き)円という大きな金額の中でやりくりすればいいんだ、という風にとらえられても仕方ないと思います。
あともう一つ、SPCの年間運営経費が、毎年5,662万円かかるというのです。なんのためのPFIなのかよくわかりません。
しかも積算根拠ははっきりしていません。
あと、給食センター、進展していません。教育委員会は安心、安全は絶対確保すると言っています。
一色図書館、時間切れで契約前にほとんど議論されませんでしたが、SPCまかせで図書館運営の経験ゼロの会社がやることになっているみたいですが、大丈夫か?などの質問もでました。
何にしても進行状況を今後もチェックしていく事は欠かせません。