2016年8月30日火曜日

2016.8.24『給食を考える会』

「給食を考える会」より
本日は先日お知らせした、給食を考える会と、教育委員会との懇談会に参加しました。
給食の会は現場で働いている給食婦さん、保育園の元園長さん、アレルギーの会のお母さん、前田市会議員など、を含めた11人で、委員会側は9人のメンバーでした。時間は1時間程です。
まず現在の進行状況は、給食センターの土地取得の調査中(福地憩いの農園近郊)で、思った以上に法的な問題で難航しているようです。その他の事はまだ進んでいない様でした。
私たちの方から出た話はは一番問題視している、6次産業化という問題です。訳の分からない名前がついていますが、要は給食を作って、施設が空いている時間を使って民間のお弁当を作って売る、という話です。
これは現場の声や現実的な事を考えるとありえない話で、全国的にもこのような事をやっているのは1件くらいの様です。(お弁当を生業としている方からも、そんなに甘いもんじゃない、と怒られそうです)
本来給食は学校教育の一環で、子どもたちにとって、どのような給食を提供するのが一番良いのか、という事を第一に考えるべきで、そこで利益を上げそれでコストが下がるから、などというコスト優先的な考えを持ってくるというのがおかしな話で、しかもあくまで民間事業で上手くいくかわからないようなものを、大切な給食と抱き合わせる、という発想が信じられません。
今日の懇談会で感じたことは、教育委員会がPFIを進めている資産経営課と業者に、何も言えていないのでは、という疑問と、教育委員会としての方針もコスト優先になっているのではないかという不信感です。
たまたまこの給食センターが棚上げになったから、また議論になっていますが、そのまま行っていたらどうなっていたかという事を考えると、ぞっとします。
今日の懇談会での収穫は教育委員会課長の『6次化になることで、給食に安全性が確保できない、などという事には絶対しない』
というお言葉を頂きました。
今後、市、業者との打ち合わせの中でそこのところはきちんと押さえ、説明をしてもらいたいものです。
教育委員会がどこまでできるかという事にかかっている気がします。
皆さんも是非、教育委員会宛に西尾市の給食についてどんなことでもよいので意見しましょう。
でないと今まで築いてきた西尾市の素晴らしい給食はどんどんひどい状態になってしまいます。
そして先日の要望書は9月20日を期限として解答を頂きます。