2016年8月30日火曜日

2016.7.24

3月の中頃から6月の末まで、西尾市が進めるPFI事業の反対運動をものすごく一生懸命やってきました。
でも結果は議会を通ってしまい、勝ち負けで言うと負けたことになるのですが、
この経験を通じて、何度も挫折と失望を感じましたが、多くの事を学ぶ事もできました。
今まで市の行政に全く関心を持っていなかったので、市の色々な事がどうやって決まっていくのかさえわかっていませんでした。もちろん議員さんの名前なんてほとんど知りませんでした。
しかし、3か月間、情報を集め、多くの方に話を聞き、説明会に何度も足を運び、議会もほぼ関係する所は全部傍聴し、ほぼ毎日FBに投稿し、なんて事をやっていると全容が本当によくわかりました。
しかし、逆にいうと一部だけを見たり聞いたりしているだけでは、簡単にごまかされてしまうのもよくわかりました。
その手口は本当に驚きます。さすがに海千山千の方々ですね。
とにかく市民が騒ぎ出す前に契約してしまおうという計画だったのですが、少し見誤った事は、インターネットの時代だという事を彼らはわかっていませんでした。
ブログだったり、動画だったり、FBだったりで徐々に拡散されたことにより、新聞社やジャーナリズムが関心を持って、かなり取り上げたのは予想外だったと思います。
一番やって欲しくない事をやられてしまったので、最後は死に物狂いで反対議員に電話をしまくる、という所まで追い込まれてしまいました。しかし、こちらの見誤りは、古い議員さんはガラパゴスにおられるので、世間がどうなっているのか全然気づかず、賛成してしまうのです。これには本当に参りました。(笑)
後、一か月時間があればなんとかなったかも・・・という思いは残っています。
それとやはり、これは私たち市民にも大きな問題があると感じています。
それは、無関心、傍観、かかわりたくない、ひとまかせ、面倒くさい、恥ずかしい・・・
人の事は言えませんが、このような市民の感覚につけ込まれた、というのが今回のPFIではないかと感じています。
要は市民はどうせ、なんも言ってこない。一部の批判的な市民だけをかわせばそれでいい、と。
そして議員さえ押さえておけばよい、と。
実際このような状況で市長に逆らい反対していくという事は議員さんにとって簡単なようで大変難しい事だ、という事もよくわかりました。
とりあえず今回はこれで何とか通りましたが、反対する市民グループの努力により、多少の人々にはこの実態を伝える事ができ、今後のPFIの進行の監視にもなるのではと思っています。
ちなみにこのグループ、「西尾市のPFI問題を考える会」のメンバーは何の利害関係もない個人の集団で、みんな手弁当で活動しています。
今後もこの活動は、PFIだけでなく市政が市民の手に戻ることを願って続けていけたらと思っています。
遅くなりましたが、私なりの総括です。